
中部経済同友会は23日、次期代表幹事に東邦ガスの増田信之会長(64)を内定したと発表した。増田氏は同日の記者会見で「深刻な人手不足やものづくりを支える技能伝承の停滞、人材の首都圏への流出といった問題が顕在化している」と指摘した。「課題を乗り越えて中部の発展に貢献したい」と意気込みを語った。
増田氏は1986年に東邦ガスに入社し、2021年に同社の社長、25年に会長に就任した。同友会には22年に入会し23年から成長戦略を考える委員会の副委員長を務めてきた。
筆頭代表幹事を務めるノリタケの加藤博会長(68)の任期満了に伴い、4月の定時総会の決議を経て代表幹事に就任する。増田氏は今秋に愛知県を中心に開かれるアジア・アジアパラ競技大会の開催に触れ「地域の魅力を発信し注目を浴びるステージだ。機会をうまく使って投資を呼び込むことができれば」と強調した。
同友会の代表幹事は3人で任期は3年とする。4月に増田氏と新東工業の永井淳社長(65)、豊田通商の村上晃彦会長(66)の3人が代表幹事となる。筆頭代表幹事は永井氏が就任する見通し。
中部経済同友会は25年度の活動方針に「日本経済の再浮上に向けて〜中部から切り拓く未来〜」を掲げた。アシックスの広田康人会長兼最高経営責任者(CEO)などを招いた懇談会や講演会を月に数回開催してきた。
加藤氏は「今年が分水嶺の年だと危機感を持って企業を導いてきたつもりだ。毎月のセミナーで少しでも思いを感じて共有してくれていれば大成功だ」と語った。増田氏は「(経済の再浮上のためには)国際競争力をいかにつけるかが重要だ。ものづくりの強みをクリアにし、さらに磨きをかければまだまだ伸びる」と述べた。
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