23日の東京外国為替市場で円相場は一時、1ドル=157円台前半まで円高ドル安が進んだ。日本銀行の植田和男総裁が金融政策決定会合後の会見で次の利上げ時期を示唆せず、一時159円台前半まで円安が進んでいたが、その直後に2円近く逆方向に振れる荒い動きとなった。
市場では、日銀が円安を是正する為替介入の準備のため、金融機関に相場水準をたずねるレートチェックを実施したのではとの見方も出ている。
日銀・植田総裁の会見受け、荒い動き
23日の対ドル円相場は1ドル=158円台で推移。植田氏の会見が終わった午後4時半過ぎに急落し、159円20銭台まで円安が進んだ。しかし、そのわずか約10分後には157円30銭台まで2円近く円高に振れた。
片山さつき財務相は23日夕、記者団に「為替介入か」と問われ、「答えられない。(市場の動きは)常に緊張感を持って見守っている」と述べた。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩氏は「植田総裁の発言は市場では早期利上げに慎重と受け止められた」とし、「高市早苗政権の財政政策に市場の信認が得られるまで相場は荒い展開が続くだろう」と見通す。
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