
KDDIは、28日、都内で会見を開き、衛星通信網の「スターリンク」とスマートフォンを直接つないで、山間部などの通信圏外のエリアでも、アプリでのデータ通信ができるようになったと発表しました。
これまでメッセージの送受信といった文字情報のみの利用にとどまっていましたが、一部の機種では、地図サービスや天気情報など19のアプリが使えるようになったということです。
警察庁によりますと、去年1年間に、山で遭難した人は3357人と、5年前の2019年と比べて10%余り増加していて、遭難の防止には通信手段の確保が有効だとしています。
竹澤浩専務は会見で「遭難時の救助要請だけでなく、救助する側にとっても効率のよい活動につながる機能になる。災害時や通信障害時にも有効利用できるのではないか」と話していました。
楽天モバイルも、アメリカのスタートアップ企業と連携し、来年から衛星通信サービスを始める計画で、圏外だったエリアでも通信サービスを提供する動きが広がっています。
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