トヨタ自動車の旗(共同)

 トヨタ自動車が28日発表した7月の世界生産台数は前年同月比5・3%増の84万6771台、販売は4・8%増の89万9449台だった。いずれも7月として、過去最高を2年ぶりに更新した。北米や中国でHVなどが好調だった。

 生産の地域別の内訳は、米国が28・5%増の9万5145台と大幅に伸びた。米自動車関税が4月に引き上げられたが、現地で7月に実施した車両価格の値上げは数万円にとどまり、堅調な需要への影響は極めて限定的という。昨年のリコールによる生産停止の反動もあった。

 トランプ米政権の関税政策の影響で4、5月に発生した駆け込み需要は6月に落ち着き始めたとみられる。(共同)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。