
神奈川県と太陽電池製造スタートアップのPXP(相模原市)は26日、曲がる次世代太陽電池を重ねた「次世代型タンデム太陽電池」の社会実装に向けた連携協定を結んだ。耐久性や発電効率の安定性を検証し、曲面や信号機の柱、窓など将来的な用途も検討する。
薄くて曲がるペロブスカイト型とカルコパイライト型を重ね合わせて変換効率を高める。PXPによれば両者のタンデム型太陽電池の実証は国内初めてという。
5〜11月にかけて県内3カ所で実証する。試作品のエネルギー変換効率は26.5%で、PXPは製品化に向けて28%を目指すとしている。
これまでタンデム型では、ペロブスカイト型とシリコン型を掛け合わせた研究・実証が盛んだった。PXPの担当者は「主要成分のヨウ素とセレンは国産の材料で製造できる。変換効率も理論上、シリコン型とのタンデム型よりも高くポテンシャルが高い」と説明している。
県の担当者は「社会実装に向け、県有施設への導入も検討していく。将来的には宇宙空間でも活用が期待できる」と話している。

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