トレーラーを客室にした「Trail inn福岡大牟田」=大牟田市大正町で2026年1月15日、降旗英峰撮影

 トレーラーホテルを展開するヒーローライフカンパニー(東京)の九州1号店「Trail inn福岡大牟田」が福岡県大牟田市大正町に開店した。短期間で設営でき、現地にスタッフはおらず、ネット予約時に提供される暗証番号でチェックインする手軽さが売りだ。

 大牟田市中心部の駐車場跡地(約990平方メートル)に客室となるトレーラー15台(宿泊人員36人)を並べた。一室16~20平方メートルにベッドと風呂、トイレがある。1泊4500円から(平常時)の低価格で、ビジネス客を主に狙う。

 同社は2005年に設立され、特許を持ったマンションの壁面販売が基幹事業だったが、新型コロナウイルスによる不況時にトレーラーホテルに業態を広げた。大牟田が全国17カ所目。

 順調に店舗数を増やす背景として、同社は手軽さを挙げる。大牟田店は自社製の木造トレーラーを運んで25年12月の1カ月で設営した。初期投資は約2億円。仲田幸嗣常務は「物価高の今、同規模のホテルを建設したら10億円したのではないか」と言う。また仮に稼働が不調で撤退する時も「移設ができる」ことが利点となる。

 市内には25年、ホテルルートインの九州最大となるホテルルートイン大牟田(328室)と、カラオケボックスを改修した地元企業のモノミナホテル(31室)が開業。20年度の市の調査で14軒380室だった宿泊施設の部屋数が倍増し、競争が激化している。仲田常務は「博多や久留米は土地代が高く、大牟田にもう1店開業したい」と話した。【降旗英峰】

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