川内原子力発電所2号機の原子炉から取り出される燃料集合体(3日、鹿児島県薩摩川内市)

九州電力は3日、定期検査中の川内原子力発電所2号機(鹿児島県薩摩川内市)で発電を停止している原子炉から核燃料を取り出す作業を報道陣に公開した。157体のうち3分の1〜4分の1を新燃料に取り換える。定期検査は1月24日から実施しており、4月28日の通常運転復帰を予定している。

原子炉格納容器内の燃料集合体をクレーンでつり上げて専用の移送装置に載せ、原子炉格納容器から使用済み燃料プールのある建屋に移し、別のクレーンで使用済み燃料プール内のラックに保管するまでの作業を公開した。取り出し作業は2日に開始しており、4日に完了する見込みだ。

同発電所の館林竜樹広報部長は「川内原発2号機は昨年運転40年を迎えた。今後も安全安定運転を続けるために一つ一つ安全確保を最優先で進めていく」と話した。

燃料集合体は264本の燃料棒で構成され、長さ約4メートル、重さ約700キログラム。原子炉には燃料集合体が157本入っている。全ての燃料集合体を使用済み燃料プールに移し、損耗状況などを確認して一部を取り換える。定期検査は13カ月運転するごとに実施している。

川内原発では29年度をめどに使用済み核燃料を一時保管する「乾式貯蔵施設」を設置する計画だ。川内原発1号機では燃料プールの約7割が、2号機では約8割がそれぞれ埋まっている。使用済み核燃料を外部に搬出しない場合、それぞれ34年と28年まで運転できる。乾式貯蔵施設の稼働などによって運転期間を38年まで延ばせるという。

川内原発2号機は2025年11月28日に1985年の営業運転開始から40年の節目を迎え20年間の運転延長期間に入った。1号機は24年7月に運転開始40年を迎えている。九電は日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)に使用済み燃料を搬出できることを前提に、60年まで運転可能としている。

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