
暖房機器などを手掛けるダイニチ工業(新潟市)は28日、回転式ノズルを搭載したコーヒーメーカーを発売すると発表した。熱湯を回しながら注ぐことで、バリスタの手技を再現した。抽出方法の異なる専用モードを備え、「さっぱり」と「濃厚」の2種類の味わいを楽しめる。コーヒー好きな40代以上の需要を取り込む。
「コーヒーメーカー MC-SVD40A」を発売する。発売日は12月24日で、価格は4万9830円。年間販売目標は1万台。自社サイトなどで販売する。形の違う2種類のノズルとドリッパーを採用し、さっぱりした浅めの風味と、濃厚でコクのある深めの風味を楽しめる。開発にはバリスタの小野光氏と天野大氏の監修を受けた。
新型コロナウイルス禍をきっかけに家庭でコーヒーを楽しむ需要が高まり、現在も40代以上を中心に需要は堅調だ。同日発表会に登壇した吉井唯社長は「全く異なる2種類のいれ方を簡単に再現できる。コーヒー好きの人に使ってほしい」と話した。
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