
JR東日本千葉支社は9日、久留里線の久留里(千葉県君津市)―上総亀山(同)間について、2025年度内に国土交通省へ鉄道事業廃止を届け出ると発表した。27年4月1日の廃止を検討している。災害で被災した路線を除くと、廃止が決まればJR東の管内では初めてとなる。
対象区間の利用は沿線のモータリゼーションの進展などで減少が続く。21年度の1日あたりの平均通過人員は1987年のJR発足時から約9割減の55人だった。
千葉県はJR東からの申し入れを受け、23年に同社や君津市などと沿線の公共交通のあり方を議論する検討会議を設置。報告書では「自動車中心の交通体系への移行」が妥当とされ、JR東は24年、鉄道からバスを軸とした交通への転換(モードチェンジ)を図る方針を表明した。

君津市はこれまでに代替交通となる定時定路線型バスが1日13往復運行する案を示した。市がバス事業者に委託し、運行費用はJR東が18年間負担する。
JR東はこうした代替交通の計画に一定のめどが立ったとして、廃止届の提出を決めた。今後は具体的な負担金額や支払い方法などについて君津市と協議を続ける。
【関連記事】
- ・一部廃線の久留里線、JRが18年間代替バス負担 高校生は通学無料
- ・一部廃止予定のJR久留里線、君津市がバス移行案 費用はJR東が負担
- ・一部廃線の久留里線、車需要に完敗 バス転換には懸念も
- ・JR久留里線一部廃止へ 千葉支社長、地域活性化に尽力
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。