スーパーの調味料売り場(東京都小平市)

帝国データバンクは29日、国内の主要食品メーカーが2025年に値上げを予定する食品が2万品目を超えたと発表した。原材料高や人件費増などを背景に値上げラッシュが続いており、2万品目超えは23年(3万2396品目)以来となる。特に調味料や加工品、酒の価格上昇が目立つ。

食品メーカー195社を対象に調査した。8月末時点で判明した値上げは11月までに累計2万34品目となり、24年実績(1万2520品目)の1.6倍になった。9月は1422品目が値上げされ、単月での1000品目超えは4カ月連続となる。

品目別の累計ではソースやマヨネーズなどの「調味料」が6148品目で最多。「酒類・飲料」(4801品目)、「加工食品」(4532品目)のほか、「乳製品」(1411品目)や「菓子」(1261品目)など幅広い分野で値上げが進んだ。

値上げ要因は原材料高騰が全体の97.3%を占め、物流費(80.3%)、エネルギー費(65.5%)、人件費(54.2%)なども重なっている。帝国データバンクは「人手不足による人件費や物流費の上昇は続く見通しで、食品値上げは一時的対応から恒常的な戦略に移行している」と分析している。

【関連記事】

  • ・9月の電気代、東京電力など全社で値上げ 政府補助の減額で
  • ・7月のスーパー売上高、値上げで3.1%増 猛暑で乾麺好調
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。