
サントリーホールディングス(HD)は13日、2025年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前の期比51%減の865億円だったと発表した。米国の物価高に伴う消費低迷で中間所得層を中心に蒸留酒などの販売が落ち込んだ。米バーボンブランドで商標権の減損損失424億円計上したほか、中国でワイン販売を担うグループ会社の売却で60億円の売却損が発生した。
純利益の減少は新型コロナウイルス禍の20年12月期以来5期ぶりとなった。売上高にあたる売上収益が前の期比微増の3兆4324億円、営業利益が33%減の2211億円だった。サントリーHDの鳥井信宏社長は「厳しい数字だと捉えている。各事業をいま一度見直し成長させる」と話した。
13日に発表した26年12月期の連結純利益は前期比33%増の1150億円を見込む。国内では主力ビール「ザ・プレミアム・モルツ」を刷新し、第三のビール「金麦」も10月以降にビール化する予定で、酒類販売が堅調に伸びる。海外では25年に低アルコール缶飲料の新工場が稼働したオーストラリアも好調で利益増に寄与する。
売上収益は4%増の3兆5800億円。事業別では飲料・食品が7%増の1兆8480億円で、酒類が2%増の1兆4085億円となる見込みだ。営業利益は27%増の2800億円とした。
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