
病理診断支援ソフトのメドメイン(福岡市)は17日、ネットワーク支援を手掛けるテクマトリックスグループに参画すると発表した。テクマトリックス子会社で医療機関向けクラウド画像管理システムを開発するPSPが、約23億円で買収する。メドメインの人工知能(AI)技術とPSPの技術を掛け合わせ、新たな病理診断プラットフォームの開発を進める。
PSPは、メドメインの飯塚統最高経営責任者(CEO)が持つ株式28.83%とPSPが持つ15%の計43.83%を除く、全ての発行済み株式を約23億円で取得する。
メドメインは九州大学発スタートアップで、2018年の設立。AIによる画像処理を活用した病理診断システム「PidPort(ピッドポート)」の開発を手掛ける。25年にはピッドポートに採用するAI技術で特許を取得した。
PSPは22年にメドメインと資本業務提携を発表し、第三者割当増資により3億円を出資済み。メドメインの株式の15%を所有しており、今回買収に踏み切った。
テクマトリックスグループ入りについて、メドメインの飯塚CEOは「PSPとのこれまでの提携で培ってきた技術基盤に、グループの強固な経営基盤、医療分野での実績、全国規模の顧客ネットワークが加わることで、デジタル病理診断プラットフォームの社会実装をより確実に推進できる」と説明する。
テクマトリックスで専務執行役員を兼務する、PSPの依田佳久社長は「メドメインが開発してきた病理分野におけるAI技術のレベル、その臨床現場への応用価値の高さへの確信を深めた」とする。
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