
コーナン商事は29日、自動運転システム開発のT2(東京・千代田)と組み、商品を自動運転トラックで輸送する実証実験を始めると発表した。状況に応じてドライバーの運転に切り替える「レベル2」の自動運転で、多様な形状や重量の荷物を交えながら効果を検証する。自動運転の実用化を進め、トラックの運転手不足に対応する。
コーナンの物流拠点である貝塚流通センター(大阪府貝塚市)と川崎ベイ流通センター(川崎市)間の全530キロメートルのうち、高速道路区間の約460キロメートルが対象となる。9月から計4回実施し、ホームセンター「コーナン」で販売する工具や家庭用雑貨などの自社製品を運ぶ。T2はトラックと運転手を用意して輸送を担う。
実験では自動運転の安全性など技術面に加え、発送から到着までのルートや時間を検証し、輸送のオペレーションが正常に機能するかを確認する。
トラック運転手の残業規制が強化された「2024年問題」に伴い、運転手の人手不足は深刻化している。T2は27年に特定の状況下で完全な自動運転が可能な「レベル4」の事業化を計画しており、コーナンはレベル4の実現に向けても協力する方針だ。
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