熊本市は24日、物価高対策の「プレミアム付き商品券」を巡って混乱が生じたとして、販売方法を見直す方針を示した。最大40%という高いプレミアム率もあって購入希望者が長蛇の列を作るなどし、入手できない市民が続出。不公平との声が多数寄せられていた。
市は国の交付金を活用し、2025年度補正予算に15億円を計上。商店街や企業が発行する商品券で、プレミアム分を過去最大の40%まで市が補助し、これまでに102団体が発行の申請をしている。
2月に一部の商業施設や商店街で販売が始まると、市民から「並んでも買えない」などと不満が噴出。市外から通勤・通学する人も購入でき「(在住自治体の物価高対策との)二重取り」との批判も上がった。市のコールセンターには19日までに約140件の意見が寄せられ、うち約3割が苦情や批判だという。
市は今後販売を予定している発行元に対し、抽選の導入や購入者に市内在住の証明を求めることなどを要請した。大西一史市長は21日、X(ツイッター)に「市として混乱を招いていることを、市長として心からお詫(わ)び申し上げます」と投稿。24日には報道陣を前に制度設計の甘さを陳謝し、「一刻も早くお届けできるようにと焦ってしまったことを、非常に反省している」と述べた。【中村敦茂】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。