スマートフォンアプリでイラストを読み込むとARによる音楽コンテンツが楽しめるクラフトビール=桑折町東段のグランケット桑折で2026年2月27日午前11時46分、錦織祐一撮影
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 福島市内で醸造されているクラフトビールに、AR(拡張現実)技術による音楽コンテンツを掛け合わせて、地域の魅力を次世代に伝えようという「AR体験型クラフトビール」が28日からオンラインショップで販売される。携わったメンバーは「福島発のビールと音楽で味わえる豊かな時間を楽しんで」と呼び掛けている。

 企画したのは、同市大笹生でクラフトビール醸造所「イエロービアワークス」を運営する農業法人「カトウファーム」と、AR技術などを開発するITベンチャー「ブルーオーシャン&カンパニー」(同市)。ともに、市が設立した、官民連携で地域全体のデジタル化を目指す「ふくしまデジタル推進協議会」のメンバーで、市がマッチングした。

ARで流れる「せんのいのり」プロジェクトの動画=スクリーンショットから
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 カトウファームの加藤絵美さん(44)のアイデアで、ブルーオーシャンが開発したスマートフォンアプリ「タイムポケット」でビール缶のイラストを読み込めばミュージックビデオが流れる仕組みを考案。楽曲を提供したのは福島市を中心に「Vチューバー初の地方創生バーチャルタレント」を掲げて活動する「せんのいのり」だ。

 ビールは350ミリリットル658円で、地場スーパー「いちい」のオンラインショップで28日正午から限定販売する。コンテンツは今後も増やしていく計画で、せんのいのりのプロジェクトマネジャー、鳥浜誠さん(37)は「他にはない活動で、福島の活性化に貢献できれば」。加藤さんは「ビールと音楽をきっかけにぜひ福島に来てほしい」と話していた。【錦織祐一】

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