キリンビールが開いたグッドエールのイベント(3日、東京都渋谷区)

キリンビールは3日、主力ビール「グッドエール」の2026年の販売目標を期初比14%増の250万ケース(大瓶換算)に上方修正すると発表した。25年秋の発売から売れ行きが好調に推移しており、1〜2月の販売数量は計画比5割弱増の42万ケースだった。フルーティーな味わいで苦みや雑味を抑え、若年層を中心に支持を集めている。

グッドエールはキリンとして「一番搾り」「晴れ風」に並ぶ主力ビールブランド。発酵が進むと麦汁の上部に浮き上がる性質のエール酵母を採用し、ホップは香り成分だけを取り出す特殊加工を施した。想定販売価格は350ミリリットル缶が253円で、一番搾りや晴れ風(同236円)に比べて高価格帯とした。

グッドエールは25年10月に発売し、25年の販売実績は当初計画比2.2倍の130万ケースだった。3日に開いたイベントで、キリンの今村恵三執行役員は「国内市場でエールタイプのビールが少ないなか、グッドエールは新たな選択肢をつくった。日常的に楽しめるもうひとつの定番ビールにする」と話した。

グッドエールは売り上げの一部を全国の地域コミュニティーに寄付する取り組みも展開している。寄付額は2月までに累計3200万円を超えた。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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