経済産業省が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週比29円高い190円80銭で、最高値を更新した。値上がりは5週連続。政府は19日からガソリンの小売価格を170円程度に抑える補助金を始める。19~25日は1リットル当たり30円20銭を支給すると発表した。
レギュラーガソリンの価格は現行の調査方法になった1990年8月以降で最高値となった。これまでの最高値は、2023年9月と25年4月に記録した186円50銭だった。軽油と灯油も最高値となった。
米国とイスラエルによるイランへの攻撃に伴い、ガソリンの平均価格は前週比29円の大幅な値上がりとなった。上げ幅としては、比較可能な90年以降、最大だった08年4月28日~5月7日と並んだ。
ガソリン補助金の支給額は直近の原油価格の動向を踏まえた。補助金の支給対象は石油元売り業者。元売りは補助額を値引いたガソリンを小売店に卸し、小売店が価格に反映させる。経産省は、在庫状況により全国平均価格が170円程度になるまでに1~2週間程度かかるとしている。
軽油の補助金は、4月1日に暫定税率が廃止されるまでは暫定税率と同額の17・1円にガソリンと同額の補助金が上乗せされる。灯油、重油への補助金はガソリンと同額、航空機燃料はガソリンへの補助額の4割を支給する。
ガソリンなどへの補助金は、新型コロナウイルス禍からの経済活動再開などを受けた原油高騰対策で22年1月に始まった。今回の補助金には、これまでの基金残高約3000億円を活用する。【中島昭浩】
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