
カネカはこのほど、太陽電池を重ねて発電効率を高める「タンデム型」電池で耐久性をはかる屋外実証を始めたと発表した。さいたま市と連携して市庁舎の敷地内に太陽電池を設置して、2027年3月までの約1年間で発電量などのデータを集める。
タンデム型電池は従来のシリコン太陽電池と、薄くて曲がる次世代の「ペロブスカイト太陽電池」を重ねて発電する。それぞれが異なる波長の光を吸収することで効率を高める。
屋外でペロブスカイト太陽電池の実証をするのは同社として初めて。発電量のほか日射量や気温のデータを集める。1年間での発電量の変化を調べて耐久性を検証する。
同社は28年度にタンデム型電池を発売する予定で、研究開発には新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が助成する。シリコン太陽電池で培った耐久性を高める技術をいかす。
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