INPEXは中央アジアのアゼルバイジャン沖で生産する原油を優先的に日本に販売する。これまでは欧州など向けに販売してきた。米国とイスラエルによるイラン攻撃やホルムズ海峡の事実上の封鎖などで原油の調達リスクが高まる中、一部を需要に応じて日本に振り向ける。

INPEXは経済産業省と共同出資する「INPEX北カスピ海石油」を通じ、同国カスピ海沖の2つの油田の権益を持つ。生産量は合計で日量約78万バレルで、INPEX北カスピ海石油の持ち分は7〜9%程度。

カスピ海沖で生産した原油は顧客への長期契約のほか、一部をスポット市場で販売してきた。スポット市場向けに販売していた部分を、日本からの需要があった場合に優先的に振り向ける。

INPEXはアラブ首長国連邦(UAE)で大規模油田を持つ。すでに同社の駐在員の大半は国外退避しており、現時点での生産状況は非開示としている。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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