セブンイレブンの新サービス(27日、東京都千代田区)

セブン―イレブン・ジャパンは27日、宅配サービス「セブンナウ」で4月1日から新サービスを始めると発表した。専用アプリで事前にコロッケなど揚げ物を注文すると、指定した店舗で出来たてを受け取ることができる。加盟店の負荷軽減も進めつつ、各店舗の売上高を伸ばす一手と位置づける。

サービス名は「セブンナウ モバイルオーダー」。「ななチキ」やフライドポテト、ささみ揚げのほか、メロンパンといったベーカリーを対象商品とする。セブンナウを実施する全国約1万5000店で対応する。

利用者はセブンナウの専用アプリで受け取り店舗を選び、欲しい商品を打ち込む。価格は店頭価格と同じで、支払いはアプリ上で済ませる。出来たて商品の購入に加え、大人数からの大量注文にも対応できるのが特徴とする。

27日開いた説明会で、竹井浩樹オペレーション本部長は「家族分を買いたくても店頭に商品数が十分にないといった顧客の声や、売れなかったら廃棄になるという加盟店の指摘に対応できる」とした。

竹井氏はユーザー層について「セブンナウの利用が多い20〜30代の子育て世代を中心に活用を期待している」と述べた。「注文の受け取りのために来店した際、他の商品も購入してもらうことが理想だ」とも話した。モバイルオーダーを通じ、レジ横商品の年間売上高を2割増やす。

セブンイレブンは3月、揚げ物などレジ横商品のブランドコンセプトを「Live Meal(ライブミール)」にすると発表した。今回のモバイルオーダーのサービスも生かし、他社にはない独自の価値として訴求していく。

ただ、新サービスで加盟店の負荷が増す可能性はある。早朝や深夜のほか、行楽シーズンの大量発注に対応できないことなども想定される。竹井氏は「セルフレジの導入やロボットの活用を進め、店舗で働く従業員の生産性向上を続けていく」と話した。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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