関西電力グループで電気工事を手がけるかんでんエンジニアリング(大阪市)は30日、配電工事などの警備費用を2015年から25年に合計で約2億8800万円水増ししていたと発表した。社外の弁護士がまとめた最終調査報告書で明らかになった。25年10月の中間報告では、24年までの2年間で数千万円としていた。
地中送配電の工事に関わる従業員16人のうち6人が合計1280万円のキックバックを受けていた。中間報告時は従業員13人が関与し、5人が約600万円を受領するなどしていた。
最終調査報告書の提言を受け、事業部における業務監査の見直しなどを26年中に実施を検討するなど新たな再発防止策も公表した。大久保昌利社長の月額報酬を4月から3カ月間、20%カットするなど役員の減俸処分も決めた。
親会社の関西電力送配電は「このような事案を発生させたことを重く受け止め、グループ統制上の観点から改善に努める」とコメントした。関電送配電が発注した工事の一部でも水増し額を請求されたと確認されたため「速やかに返納を図り、公正な事業運営に向け厳正に対応する」考えだ。
関電送配電は大久保氏が同社の取締役を30日付で辞任したことも明らかにした。
【関連記事】
- ・関電送配電、経産省から指導 グループ会社の工事費水増しで再発防止
- ・関西電力系、配電工事の警備費用水増し 2年で数千万円
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。