アメリカで12日に発表された7月の消費者物価指数が市場予想をわずかに下回ったことから投資家の間ではFRBが9月にも利下げを再開するという観測が一段と強まりました。

このためニューヨーク株式市場では、買い注文が先行してダウ平均株価は一時、前日と比べて500ドルを超える値上がりとなり、終値は483ドル52セント高い、4万4458ドル61セントでした。

また、ハイテク関連の銘柄が多いナスダックの株価指数と、多くの機関投資家が運用の指標としているS&P500の株価指数が上昇し、最高値を更新しました。

市場関係者は「トランプ政権による関税措置の影響でインフレが再加速することへの警戒感が広がっていたが、消費者物価指数の内容が想定の範囲内だという受け止めから過度な警戒感はいったん和らいだ」と話しています。

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