三菱ケミカルグループが手がけるフィルム製品「ダイアミロン」

三菱ケミカルグループは31日、食品包装などに使われるフィルム製品を4月21日出荷分から2割超値上げすると発表した。ホルムズ海峡の事実上の封鎖影響でフィルム樹脂の原料となるナフサ(粗製ガソリン)の価格が高騰しているため。

フィルム製品「ダイアミロン」シリーズの全製品が対象で、食料品のパッケージなどに用いられる。原料としてナフサからつくられる汎用樹脂のポリオレフィンやナイロンなどが使われ滋賀県で生産している。

ブタンガスを原料とする2製品も値上げすると発表した。電池の主要材料の一つである電解液などに使われる「ガンマーブチロラクトン」と、それを原料に製造する「N-メチルー2ーピロリドン」が対象で4月1日納入分から1キログラムあたり70円以上値上げする。値上げ率は非開示。いずれも岡山県で生産している。

ブタンガスはガス田から産出されるものを使っており供給減が懸念されているナフサとは異なる。ただ中東の影響でエネルギー価格全般が高騰しており、ブタンガスの上昇をふまえ製品に価格転嫁する。

【関連記事】

  • ・三井化学や三菱ケミカル、中東外からナフサ代替調達 ホルムズ封鎖で
  • ・三菱ケミカルG、衣類向け伸縮素材原料など値上げ ホルムズ封鎖影響
  • ・三菱ケミカルG、樹脂製品を再値上げ ホルムズ影響で原料高騰続く
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。