dポイントクラブのカード画面イメージ

NTTドコモは1日、日常の買い物で得たポイントを大学への応援金として送る「推し校応援プログラム」の提供を始めたと発表した。まず福岡大学で展開し他大学への横展開も視野に入れる。定員割れや学費収入の確保といった課題を抱える大学に対し、新たな収益源として売り込む。

ポイントプログラム「dポイントクラブ」や決済サービス「d払い」アプリで、カード券面を対象校のオリジナルデザインに変更できるようにする。カード券面を設定した利用者が日常の買い物でdポイントをためると、その5%をドコモが大学に応援金として拠出する仕組み。

利用者の追加負担はなく、日常生活の中で大学を支援できる点が特徴だ。福岡大学との取り組みについて、初年度はカード設定者2万人を目標とする。

d払いの導入を促し、学内完全キャッシュレス化も目指す。学内限定キャンペーンの実施なども計画する。福岡大学は得られた応援金を学内施設の充実やサークル活動などの支援にあてる方針だ。

ドコモ子会社で法人事業を担うNTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)も同プログラムに参画する。学生が卒業した後も大学とつながり続けられる専用アプリを開発し、プッシュ通知などを活用し大学の情報発信をできるようにする。

少子化に伴う18歳人口の減少や大学間競争の激化を背景に、卒業後に大学との接点が薄れるなどコミュニティー形成の弱さが課題となっていた。応援プログラムを通じ、在学生や卒業生だけでなく地域関係者も含めた幅広い層との接点を維持することで、将来的な寄付にもつなげられるとみる。

【関連記事】

  • ・NTTドコモ、金融新会社を設立 銀行・証券など一体運営
  • ・NTTドコモ、持ち家向けの火災保険 ネット完結でポイント還元
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。