
関西・中部・北陸の送配電3社は1日、エリア間を結ぶ電力系統を増強したと発表した。地域をまたいで送ることができる電力の容量を従来から20万〜140万キロワット(kW)増やした。電力の需給逼迫した際、大規模に融通しあえるようにし、安定供給につなげる。
関西電力送配電と北陸電力送配電、中部電力パワーグリッドが運用を始めた。富山県南砺市にある中部エリアと北陸エリアの接続拠点で設備やシステムを改修した。
通常、電力会社は交流で送る。中部と北陸をつなぐ拠点では、事故時に他のエリアへ影響が広がるのを防ぐため、電力の流れる向きや大きさを制御しやすい直流に一度変換していた。
事故の影響の範囲を事前に予測したり、エリア外に影響が広がるのを抑えたりといった技術が進み、この拠点でも交流での接続に切り替える。直流の場合と比べて融通できる電力は大きくなる。例えば、中部から関西に融通できる電力量は従来の131万kWから273万kWと倍増する。
設備やシステムの改修にかかった費用は86億円程度とみられる。全国で電力を融通する仕組みのため、費用は送配電主要9社で負担する。
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