
伊藤忠商事の岡藤正広・会長最高経営責任者(CEO)は1日、東京都内で報道陣の取材に応じた。ホルムズ海峡の実質封鎖で中東からの原油供給が困難になっていることについて「一朝一夕に解決しない。日本全体で我慢が必要」と語った。
東京本社で開いた入社式で報道陣の質問に答えた。政府は中央アジアなど中東以外からの原油調達を検討しているほか、アゼルバイジャンには伊藤忠が権益を持つ油田がある。岡藤会長は中東以外からの代替調達について「民間企業ではいかんともしがたい。長期的に国益優先で考える必要がある」と述べた。
2026年3月期の連結純利益は前の期比2%増の9000億円予想と、総合商社で首位を見込む。半面、純利益の増加率は25年3月期(10%)より鈍化する見通しだ。岡藤会長は「今後2年間で必ず右肩上がりになる自信がある。社員が慎重になっていた。26年度はこれを一気に変える初年度だ」と説明した。
新入社員に対しては「すぐ先を見て転職することは絶対に控えるべきだ。毎日毎日小さな目標を見つけて、それを必死にクリアしていくことが大事だ」と激励した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。