
アクティビスト(物言う株主)で香港投資ファンドのオアシス・マネジメントは2日、30日開催予定の花王の臨時株主総会で焦点となるサプライチェーン(供給網)の透明性を巡る問題について、株主向けの書簡を公開した。「花王の内部調査は検証プロセスが不明で信頼できない」と批判した。
オアシスは花王株の約12.5%を保有する筆頭株主だ。3月5日に「花王の供給網で森林破壊や人権侵害につながる調達が行われている恐れがある」として、臨時株主総会の開催を請求。正確に実態を把握するため、独立した調査担当者の選任を求める株主提案を出した。
これに対し花王は同月27日、臨時株総を4月30日に開催すると発表した。オアシスの株主提案に対しては「供給網の管理体制は実効的に機能しており、調査者の選任を要する重大な不備は認められない」と反論していた。
オアシスは2日公開の書簡で「花王の自己監査は不十分で信頼できない。2週間足らずで行われた非公開の内部レビューに依拠しており、調査手法なども開示されていない」などと批判。「花王を傷つけるためではなく守るために独立した調査が必要だ」として株主に賛成を投じるよう呼びかけた。
・花王、4月30日に臨時株主総会 オアシスの株主提案に反対・オアシス、花王の筆頭株主に 議決権比率12.52%
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