金塊(ロイター=共同)

 地金大手の田中貴金属工業(東京)は1日、金の店頭販売価格を1グラム当たり1万8001円に設定した。国内の金小売価格の指標として初めて節目の1万8000円を超え、過去最高値を記録した。買い取り価格も1グラム当たり1万7809円と過去最高値を付けた。

 このところ米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が拡大。金利が付かない金の魅力がドルに比べて相対的に上昇するとの見方から、資金を移す動きが広がっている。

 楽天証券の吉田哲コモディティアナリストは「中東情勢の緊迫化も安全資産として金が買われる一因となっている」と指摘した。(共同)

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