東洋エンジニアリングは1日、トルクメニスタン西部バルカン州でのガス化学コンビナートの大規模改修について設計・調達業務を受注したと発表した。同国国営の化学公社、トルクメンヒミヤから受注した。2028年の業務完了を予定する。

受注額は非開示。トルコのゼネコン最大手、ルネサンスホールディングの子会社と共同で受注した。同コンビナートは18年に完工したが、現在は運転を停止している。各設備の健全性を確認した上で、改修計画を検討する。運転停止の理由は明らかにしていない。

東洋エンジはガス分離設備に加え、包装材・ポリ袋の原料となるエチレンや、自動車用樹脂の原料になるポリプロピレンの製造設備について、設計、機器資材の一部調達を担当する。今後はルネサンス子会社と共同で、建設に取り組むことも検討する。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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