記者会見する中部経済連合会の勝野哲会長(1日、名古屋市)

中部経済連合会の勝野哲会長(中部電力会長)は1日の記者会見で、三菱商事と中部電力系が国内の3海域で進めていた洋上風力発電所の計画から撤退することに関し「(政府は)撤退せざるを得ない様々な事情を制度に反映して、しっかりとエネルギー資源を活用してほしい」と話した。

三菱商事や中部電力のグループ会社で電気設備大手のシーテック(名古屋市)は8月、政府が公募した千葉県沖と秋田県沖3海域での洋上風力発電所の建設・運営事業から撤退すると発表していた。勝野会長は「事業の採算性が見通しにくいということで撤退したことは非常に残念だ」とも述べた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。