
メガネチェーン店「Zoff(ゾフ)」を運営するインターメスティックは2日、メガネスーパーを買収すると発表した。約191億円を投じ、10月1日にも投資ファンドのHorusホールディングス(HD、東京・中央)などからメガネスーパーを運営するビジョナリーHDの全株式を取得する。
インターメスティックは同日に開催した取締役会で完全子会社化を決議した。買収により店舗数はほぼ倍の617店舗体制になるほか、売上高は780億円規模となる。国内売上高では「眼鏡市場」を展開するメガネトップ(静岡市)に次いで業界2位となる。
メガネスーパーは定期購買の若年層顧客が多いコンタクトレンズ事業に強みを持ち、2025年4月期の売上高は約130億円とメガネ事業(約120億円)を上回る。インターメスティックのコンタクトレンズはオンライン販売が主力でまだ規模が小さい中で、てこ入れを図る。高価格帯のフレーム販売が中心のメガネスーパーの中年層の顧客獲得も目指す。
ビジョナリーHDは2024年1月、前社長の利益相反行為などをうけて上場廃止し、投資ファンドの下で経営改革を進めていた。インターメスティックは第三者委員会委員長に経営改善施策の達成状況を確認済みとして「改善を継続し、ステークホルダーとの信頼回復を継続していく」とした。
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