
ファーストリテイリングが2日発表したカジュアル衣料品店「ユニクロ」の2025年8月期の国内既存店売上高(電子商取引含む)は、前の期比8%増と3年連続で増えた。客数は6%増だった。
冬場に気温が低下した一方で春夏は気温が高めに推移した。「ヒートテック」や「エアリズム」などの機能性衣料が好調だったほか、一部商品で値上げが奏功した。
同日発表した8月の既存店売上高は前年同月比5%増えた。前年同月を上回るのは4カ月連続。記録的な猛暑が続き、夏物衣料を中心に好調を維持した。客数は6%増と4カ月連続で増えた。エアリズムのインナーのほか「ジャージーカーブパンツ」、「UVカットコンパクトアンブレラ」などの販売が伸びた。
客単価は横ばいだった。今後は秋冬商戦に移行するが、近年では9月以降も気温が高めに推移している。「急に気温が下がったりと気温の変化が読みにくい。土日の様子を見極めながら切り替えていきたい」(同社)という。

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