オルツは14日、同日が提出期限となっている2025年12月期の半期報告書の提出期限の延⻑申請が承認されたと発表した。新たな期限は26年2月27日となった。同社を巡っては21年から24年にかけて売上高の最大9割を過大計上するなどの粉飾決算が明らかとなり、開示が大幅に遅れている。

同社は7月30日付で東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、8月6日には民事再生手続きの開始の決定を受けている。期限までに半期報告書を提出できない理由については「過年度の有価証券報告書および内部統制報告書の訂正作業だけでなく、⺠事再生手続きも進めており、各対応に時間を要しているため」とした。

同社によれば、今後は「監査法人による期中レビュー手続きを経て、延⻑後の提出期限までに提出する」としている。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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