ガンホーの主力モバイルゲーム「パズル&ドラゴンズ」の画面

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは15日、アクティビスト(物言う株主)のストラテジックキャピタル(SC、東京・渋谷)から求められていた臨時株主総会について、9月24日に開催すると発表した。15日に開いた取締役会で、森下一喜社長の取締役解任提案については「反対」すると決議した。

SCは7月末時点の議決権ベースで11.01%を保有する大株主。SCは①定款に定められた株主総会での取締役解任決議の要件を「議決権の3分の2以上」とする条項の削除②森下氏の取締役解任、の2点を提案している。

このうち①の定款変更については、会社としても提案することにした。定款が変更されれば、議決権の過半数の賛成で可決される「普通決議」で取締役を解任できるようになる。

②については反対した。理由としてゲーム事業の年間売上高が10年以上1000億円を超えていることを挙げ「当社の業績に大きく貢献しており、引き続き取締役を務める必要がある」、「解任された場合、企業価値が大きく毀損される恐れがある」などとした。

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