
パーソナルジム運営のワールドフィット(東京・渋谷)は2日、10月に東京都立川市で開業する暗闇ボクシングジム「b-monster(ビーモンスター)」の店舗を公開した。同ジムの新店舗開業は4年ぶり。ワールドフィットは2024年に事業譲受したb-monsterの業績を立て直し、店舗拡大に乗り出した。
b-monsterは、照明を落としたスタジオで音楽に合わせてボクシングの動きをトレーニングするジム。ブランドを立ち上げたb-monster社は24年2月、国内事業をワールドフィットへ譲渡した。現在は東京に5店舗、名古屋と大阪に1店舗ずつ展開している。
新型コロナウイルス禍を経て会員が減り、同社が事業継承した時点では複数の店舗が赤字経営だったという。初心者向けプログラムの新設などで会員を1600人増やしたことが奏功し、25年に入って全店舗が黒字化した。

会費は月1万8150円からで、30〜50代の利用が多い。ダンスや格闘技の経験を持つインストラクターが所属し、洋楽やアニメソング、バブル期のディスコ音楽など各自が得意とするジャンルの曲に合わせてレッスンを行う。
ワールドフィットb-monster事業部の竹内峻己部長は「昨今は24時間ジムや格安ジムなどフィットネスの幅が広がっているが、エンターテインメント性の高さがb-monsterの強み」と話す。
10月1日に開業する立川店は約50人を収容するレッスンスタジオを備え、既に入会の申し込みがあるという。同社は今後も店舗を増やしていく考えで、まずは名古屋と大阪で複数店舗の展開を目指す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。