ラーメンを楽しむ外国人観光客(写真はイメージ)=ゲッティ

 農林水産省が日本の加工食品を世界に広めるため、英語など多言語で原材料を表示するモデル事業を始める方針を固めました。訪日外国人客の増加に合わせて、和食だけでなくラーメンやたこ焼きなど身近な食品の海外評価も高まっていますが、現状は日本語表示しかなく、外国人には分かりにくい状況です。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「日本食の多言語表示モデル事業」を解説します。

Q 食品の多言語表記って聞いたよ。どんなことをするの?

A 日本の加工食品に、英語を中心とした多言語で原材料や栄養成分を表示する取り組みです。

Q どうして今、多言語表記が必要なの?

A 訪日外国人客が増え、和食だけでなくラーメンやたこ焼きなどの人気も高まっているため、外国人にも分かりやすくする必要があるからです。

Q 日本語だけの表示だと、どんな問題があるの?

A 外国人は「原料に何が使われているか分からない状態」になり、安心して食品を選べません。

Q どんな食品が対象になるの?

A 抹茶を使った土産品やラーメン、うどんなどの乾麺、ジャム、冷凍のおにぎりやたこ焼きなどが考えられています。

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