
サントリーホールディングス(HD)は会長の新浪剛史氏が1日付で辞任したと発表しました。新浪氏は、購入したサプリメントに違法な成分が含まれている疑いで警察の捜査を受けていると説明していました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「サントリーHD会長の辞任とサプリメント問題」を解説します。
Q サントリーHDの会長が辞任って聞いたよ。どうして辞めたの?
A サントリーHDの新浪剛史会長は、購入したサプリメントに違法な成分が含まれている疑いで警察の捜査を受けていると説明し、1日に辞任届を提出しました。
Q どんなサプリメントだったの?
A 海外で正規販売されているサプリメントで、海外在住の知人から新浪氏の自宅に送られてきたものでした。
Q 違法な成分とは。
A 税関が調べたところ、大麻成分が検出されたとされています。
Q 新浪氏はなんて説明しているの。
A 新浪氏は「大麻成分が含まれていることは知らなかった」と説明し、知人から「健康に良い」と紹介されて送ってもらったと話しています。
Q 会社はどう対応したの?
A サントリーHDは「企業統治上、極めて深刻な事案」と判断し、外部弁護士による聴取を行い、取締役たちで議論したうえで辞任を求めました。
Q 新浪氏はどんな人なのかな。
A 新浪氏は三菱商事に入社後、ローソン社長を経て2014年にサントリーHDの社長、25年3月に会長に就任し、経済同友会代表幹事も務めています。
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