住友生命保険は3日、2025年の世相を振り返る「創作四字熟語」の募集を始めた。36回目となる今回からは社会人などの区別なく幅広く作品を募る一般の部に加え、小中高の学校単位を対象とした「学校応援の部」も新設した。10月中旬まで応募を受け付け、審査結果は12月中旬に発表する。
創作四字熟語は住友生命が1990年から毎年募集し、世相を振り返る年末の恒例行事として続けてきた。昨年までの35年間での総応募数は約39万編に上る。24年の応募数は過去最多の2万4311編で、最優秀作には米大リーグ史上初の50本塁打、50盗塁を達成した大谷翔平選手を表現した「盗打随一」(当代随一)が選ばれた。
従来は全応募作品から最優秀作1編、優秀作9編、入選作40編の計50編を選出していた。今回からは学校単位で募集のあった作品を対象に「みらいのアーティスト賞」を別に用意し、計10編を選定する。応募数の多さや創造性の高さなどを総合的に評価した上で、優秀な学校を「学校特別賞」として表彰する予定だ。
住友生命は7月、学生向けの教材の提供を始めた。創作四字熟語の選出作品で空欄を埋めるクロスワードパズルや解説動画などを用意。親しみやすさを知ってもらうことで、学校単位での応募を増やす考え。
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