
太陽誘電は自動車の車体などに使うインダクター(コイル)の新製品を発売した。セ氏150度の高温にも耐えられる。自動車の性能を上げるために機器内で部品の搭載数を増やすと熱がこもりやすくなる。耐用温度を上げることで車載機器の高機能化に対応する。
製品名は「LCXN_Tシリーズ」で、サンプル価格は1個50円。コイルは電子回路内で電流のノイズを取り除いたり、回路の出口で電流を整える役割を担う。既存製品の耐えられる温度の上限は125度だった。
先進運転支援システム(ADAS)向けの機器や、パワーウインドーなどに使うモーター周辺での活用を見込む。7月からフィリピンの生産子会社で量産を始めた。生産個数は非公表。量産にあたっては従来品の生産ラインを活用する。

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