玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)

九州電力は3日、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の3号機と4号機の変圧器を更新すると発表した。運転開始から約30年間使用しており、絶縁性能の低下を予防する。今後予定しているタービン交換による発電効率向上で負荷が増加することに備えて容量を増やす。工事費用を含めた投資額は137億円を見込む。

3、4号機それぞれの主変圧器と所内変圧器を更新する。3号機は2027年度、4号機は30年度をめどに定期検査に合わせて更新する。主変圧器の容量は約5%、所内変圧器の容量は約17%増える。更新に合わせて耐震性能を従来の2倍に高める。

玄海原発3号機の主変圧器(佐賀県玄海町)

主変圧器は発電機で発電した電気を送電線に送る際や定期検査中に外部から電力を給電する際の変圧に使う。

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