
日本航空(JAL)の国際線機長が乗務前に飲酒しハワイ発の3便が遅れた問題でJALは記者会見を開き、この機長は以前にも滞在先で複数回飲酒し、発覚しないようアルコール検知器の設定日時を変更していたことを明らかにしました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「JAL飲酒問題で機長が隠蔽(いんぺい)か」を解説します。
Q JALの機長が飲酒して便が遅れたって聞いたよ。どんなことがあったの?
A JALの国際線機長が乗務前に飲酒し、ハワイ発の3便が遅れるトラブルが起きました。
Q 機長はどんな人だったの?
A 64歳の男性機長で、健康診断の結果から過度な飲酒傾向があり、社内の要注意者リストに載っていました。
Q 検知器の設定日時を変えたってどういうこと?
A 機長は自主的に実施した約60回の検査のうち十数回で、検知器の日時を自分の休日に変更していました。JALは滞在先での飲酒の事実を隠蔽しようとしたとみています。
Q JALはなんと言っているの?
A 中川由起夫常務は「約束を破ったことを非常に重く受け止めている。誠に申し訳ありません」と述べました。
Q JALでは他にも飲酒問題があったよね。
A 昨年4月には米国で機長が飲酒して騒ぐトラブルを起こし、羽田行きの便が欠航しました。同じ年の12月にもメルボルン発成田行きの便で機長らが飲酒して出発が遅れ、口裏を合わせて隠蔽しようとしていたことも判明していました。
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