新電力大手のイーレックスは宮崎県串間市で送配電網に直接つないで電力需給を調整する「系統用蓄電池」を開発すると発表した。電力が余って安値をつける時間帯に充電し、電力が不足して高値をつける時間帯に放電するなどして収益を得る。2026年7〜9月に運転を始める。
系統用蓄電池にはリチウムイオン電池を採用した。出力は1998キロワットで、定格容量は8128キロワット時となる。太陽光発電や風力発電など出力の変化が激しい電源が普及し、電力需給バランスが不安定になっている。系統用蓄電池で需給を安定させる必要性が高まっている。
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