アメリカで先週、発表された雇用統計で労働市場の減速が鮮明となる中、投資家の間ではFRBが9月の会合で利下げを決めるという見方が広がっていて、一部では、利下げ幅が通常の倍になるのではないかとの観測も出ています。

FRBの利下げによって景気や企業の業績が下支えされるという期待感から買い注文が優勢となり、ダウ平均株価は先週末と比べて114ドル9セント高い、4万5514ドル95セントでした。

また、半導体メーカーの「ブロードコム」の決算の内容からAI需要は堅調だという見方が広がり、ハイテク関連の銘柄が多いナスダックの株価指数も上昇して最高値を更新しました。

市場関係者は「アメリカでは今週、物価に関する指標が相次いで発表される予定で、トランプ政権の関税措置による物価への影響が注目されている」と話しています。

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