新千歳空港のA駐車場に入場できず道路に延びる車列=北海道エアポート提供

 北海道エアポート(HAP、北海道千歳市)は9日、新千歳空港内の3駐車場の駐車料金を10月10日から改定し、約3倍に引き上げると発表した。

 同空港の旅客数は2024年度に過去最高となり、駐車場利用台数も22年度以降増加。駐車場は慢性的に混雑しており、公共交通機関などの利用を促すねらいがある。

 駐車料金は通常期で、計4200台収容のA、B駐車場はいずれも入場から1時間までは無料だが、2時間までは300円から1000円に、3時間までは450円から1500円に引き上げる。

 24時間ごとの利用は1200円から3500円に、多客期はこれを1600円から4500円に引き上げる。

 1000台収容のC駐車場は、24時間ごとの利用を500円から2500円、多客期は1000円から3000円とする。

 一方、空港内で買い物をしたり、エンタメ施設を利用したりした際の割引サービスを拡充する。年内にもA駐車場の北側にD駐車場(1000台分)を新設するほか、A、B駐車場の敷地に新立体駐車場を整備する計画も明らかにした。【平山公崇】

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