三井ハイテックは9日、2026年1月期の連結純利益が前期比43%減の70億円になる見通しだと発表した。従来予想(26%減の90億円)よりも減益幅が拡大する。自動車の駆動部品「モーターコア」をはじめとした電機部品で、下期にかけて想定よりも受注が伸び悩み利益を押し下げる。

売上高は微増の2160億円、営業利益は31%減の110億円を見込む。それぞれ従来予想を140億円、20億円下回る。電機部品事業の伸び悩みのほか、為替の円高や製品の値下げによる影響もみられる。

顧客の需要が想定よりも伸びず、モーターコアの一部製品では量産開始を延期するなどの動きがある。モーターコアなどの電機部品事業の売上高は前期比2%減の1520億円となる見通し。

同日発表した25年2~7月期の連結決算は、純利益が前年同期比41%減の41億円だった。売上高は4%増の1083億円、営業利益は19%減の63億円だった。北米や中国向けでの部品の需要増などがあったが、先行投資によるコスト増などで減益となった。

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