SMKが新発売した「FB-12シリーズ」

電子部品を製造するSMKは10日、スマートフォンやタブレット端末の電池を接続する新しいコネクターを発売したと発表した。基板に載せたときの面積が従来品と比べて16%減ったほか、耐えられる電流の大きさは約2倍となった。スマホなどの電池が大容量化しているのに対応する。

新製品名は「FB-12シリーズ」で、サンプル価格は1個100円(税抜き)。銅線でできた柔らかい基板と電子部品を実装する硬い基板をつなぎ、柔らかい基板の先にある電池と電気をやり取りする。スマホの薄型化と小型化が進み、部品にも一段の小型化の要請が強まっているほか、急速充電が普及し耐えられる電流も大きくする必要があった。

主に既存顧客の中華系スマホメーカー向けの納入を想定する。月あたり300万個の生産を見込んでいるが、需要に応じて増産も視野にいれる。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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