毛織物メーカー大手の日本毛織は10日、社内情報を管理するサーバーが外部から不正なアクセスを受け、社員や退職者、取引先の個人情報が計数千件が流出したと発表した。これらの情報が闇サイトで閲覧できる状態になっているが、その情報を使った被害は把握していないという。

 同社によると、流出したのは、現役の社員全員(約500人)と退職者らの計数千件の氏名や生年月日、住所、電話番号、銀行口座や人事などの個人情報。このほか、自社とグループ会社から取引先の個人情報が50件以上流出したという。

 8月7日に不正アクセスがわかり、対策をとったが、その後、闇サイト上で流出した個人情報が閲覧できる状態になっていることがわかった。問い合わせは専用窓口(06・6205・6603~6605)で、平日の午前9時から午後5時まで受け付ける。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。