横浜市港北区にある「横浜国際総合競技場」は、2005年に日産自動車が命名権を取得して以降「日産スタジアム」として、親しまれてきました。

現在の契約は、そのほかの2つの施設と合わせて、年間1億円から1億5000万円、5年間で総額6億円を市に支払う内容で、来年2月に契約期間が終了します。

これを前に経営再建中の日産自動車が、半額以下の年間5000万円で1年間の契約更新を求めていることが、関係者への取材でわかりました。

市は、名称が変更された場合、公共施設だけでも800か所以上にのぼる標識の付け替えが必要となることなどから、混乱を避ける必要があるとして、今回は日産側の提示に沿った形で更新に応じる方針です。

一方、スタジアムの命名権の取得に意欲を示している企業もあることから、再来年以降の契約では、更新時に優先的に日産と交渉してきた方法を改め、広く公募を行うことにしています。

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