TOPPANホールディングス傘下のTOPPANと東京国立博物館（東京・台東）は、仮想現実（VR）の映像作品「興福寺 国宝 阿修羅像」を再上演すると発表した。
9月23日から12月21日まで東京国立博物館東洋館内のTNM & TOPPANミュージアムシアターで上演される。特別展「運慶 祈りの空間—興福寺北円堂」の開催に合わせた企画で、同じく興福寺に安置されている国宝阿修羅像をテーマとしている。
VR作品は2009年の興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」を機に制作され、その後ミュージアムシアター向けに改編された。14年以来となる今回の再上演では、三次元計測・色彩計測技術によって取得したデジタルアーカイブ情報と高精細な撮影により、実物展示では実現できないあらゆる方向からの至近距離での鑑賞が可能となるという。
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