
ワタミは11日、食事宅配サービス「ワタミの宅食」で販売する高齢者向けの宅配弁当の新商品を15日に発売すると発表した。原材料の調達先見直しや配送コストの削減で従来よりも価格を140円抑えた。75歳以上の高齢者を取り込み、26年3月までに1日あたり2万食の販売を目指す。
宅配弁当「好い日の御膳」を15日に発売する。4種類の総菜が入った弁当は1食あたり450円と既存商品より価格を140円安くした。原材料の仕入れ先を広く開拓するなどで原価率を抑えた。調理方法などを改良して消費期限を延ばし、基本的に週5回だった配送を週2回に減らし配送コストの削減につなげた。

ワタミは売上高の約半分を宅食事業がしめる。11日の発表会で渡辺美樹会長兼社長は「手に取りやすい価格で客数を獲得していきたい」と語った。
同日、コメの自主生産を増やすと発表した。2026年から千葉県香取市でコメの生産を始める。宅食事業の使用量の約13%にあたる年間100トン以上の収穫を予定する。5〜6年以内に宅食事業で使うコメの全てを自社農場から調達する計画だ。
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